令和3年度災害歯科保健歯科衛生士フォーラムに参加しました

2021/12/15

お知らせ 企画部

 研修名:令和3年度災害歯科保健歯科衛生士フォーラム

日 時:令和3125(日)

開催形式:オンライン研修

 

今年度標記フォーラム災害歯科保健コーディネーター歯科衛生2名、都道府県歯科衛生会災害歯科保健業務調整(ロジスティックス)歯科衛生1名の各県会3名参加しました午前災害歯科保健コーディネーター研修が参加したロジスティクス歯科衛生士研修は午前午後1日研修で大変興味深勉強になりました。

 

午前の日本栄養士会災害支援チーム(JDA-DAT)の講演。

栄養士会は発災72時間以内に活動開始とのことでした。私たちは72時間後から活動開始ですから、その違いとのよう早い段階で活動できる組織力を知りました。

水害支援では「入れ歯を流されて食べるものが無い」方に特殊栄養食品を渡す活動紹介がありました。「情報を制する者は、災害を制する」~印象に残った講師の言葉です。

 

次は平成29年九州北部豪雨災害での歯科保健医療活動の研修です。

歯科医師会サイドからと歯科衛生士会サイドからの発表はとても参考になりました。情報収集の大切さと刻一刻と代わる避難所の状況など実際目に見えるような気持ちになりました。派遣する歯科衛生士は地元の地理に明るい事と地元の保健師等と話が通じる方がいい。すると必然的に地元行政の歯科を担当している在宅歯科衛生士の皆さんが適している。」と聞き、本会でも取り入れていきたいと思いました。

午後は和歌山県歯科衛生士会と新潟県歯科衛生士会の災害支援の取り組みの発表でした。

和歌山県歯科衛生士会はサンスター(株)協力して「避難袋にお口のケアグッズを!」推進運動していて県内JR4駅前でグッズ配布活動を行ったことの報告でした。また会では、ポスターリーフレット作成していて、HPよりダウンロードできるそうです新潟県は地震災害を経験しているため、会員意識高いそうです。県内を9ブロックに分けそれぞれにブロック長を設けて、LINEグループを作りメンバー間の交流を行っているそうです。これは、是非取り入れたい情報でした。

その後各ブロックに分かれてグループワークをしました。まず、熱海市の土石流被害での支援はの質問を受けました。衝撃的な映像の影響です一部地区起こったことで被災歯科医院はなかったため、地元歯科医師会のみが対応しました回答しました。

その後活発な意見交換があり、日本歯科衛生士会「災害安否確認ページ」会員安否確認に有効だと感じるという意見がありました。

本会でも取り入れたい内容が多々ありました。平時からの備えが大事ですので早速動いていきたいと思います。

 

(文責 災害支援担当 大川晃子)